こんにちは〜
溶接マスクの溶子先生です
はい、33番
32番と同じ、高い音のユニゾンです。
四分音符がひたすら続くのでリズムはむずかしくないですね。
特に伸ばす音もないですし、ブレスの位置も複雑なものはありません。
ただ、音が飛び飛びになるので、ミスしやすいです。
必ず音名を口に出して弾くようにしましょう。
せっかくのユニゾンです。
せっかくのやさしいリズムです。
こういう曲の時に目に頼らず鍵盤の感覚をつかんでいく訓練をしましょう。
割と同じパターンの繰り返しなので、30回くらいやれば暗譜(楽譜を覚えること)できちゃうと思います。
覚えたら目をつぶって弾いてください
その時に頭の中に鍵盤を想像します。
その前に確認です。
黒鍵の位置わかりますか?
私の母親がこれができませんでした。
特にテストをしたわけではなかったのですが、ふとしたなんでもない時に
「あれ?実は黒鍵ってどうついているのかわかってなかったんだね!」
と、お互い驚いたことを覚えています。
これがすぐ出てこない場合は頭の中で鍵盤の映像化ができませんので、ぜひこの機会に覚えてしまいましょう。
ちなみに正解はこうです。
それからもう1つとても大事なことがあります。
32番、33番とも両手で高い音を弾きますね。
なので体の中心よりずいぶんと右側で弾くことになるはずです。
そこで、「弾きにくいわね」と、椅子を右側にずらす人がいます。
体の小さな子供ならいいですが、大人はダメです。
大人はもう十分に手の長さもありますから、椅子をずらす必要はありません。
椅子の位置は変えずに、姿勢を変えます。
確認してください。
両手が高い音(右側)にいってる時に、左肩は上がっていませんか?
上がっていたら両肩の位置は水平になるようにします。
水平じゃないということは上半身がナナメになっているということで、腕や手が適正な位置で弾けなくなります。
水平になると腕の可動域が広がって楽に高音も低音も弾けるようになります。
で、水平にすると、今度はどこに負担がかかるかというと、右のわき腹です。
腹斜金と言います。
ここの筋肉でグッと支えます。
そうすると、左のお尻が浮くような感じになって、右側の足とお尻が踏ん張っているのは感じられるでしょうか。
これね、最初「きつい・ツライ」と言われます。
でも、くびれできますよ?
すごく良くないですか?
右側ばかりでバランスが悪いと思ったら、低い方の音域でもやってみてください。
ピアノも上手になるし、ウエストもくびれるし一石二鳥です。
ピアノは上半身を楽に保つために、腰から下をすごく良く使います。
見た目はそう見えないかもしれませんが、特にグランドピアノでガンガン弾くような方達の映像を一度みてみて下さい。
ちょうどいいのがありました。アングルもわかりやすい。
世界的ピアニスト、ユジャ・ワンの演奏です。
冒頭の1分だけで十分です。
重心の移動、足の踏ん張り具合がよくわかる映像です。
彼女は衣装がいつも布が少なくてピッタピタのやつばかりなので、筋肉の動きとかよく見えます。
YUJA WANG - TCHAIKOVSKY PIANO CONCERTO NO. 1 (2017)
バイエル33番(♩=88 & ♩=108 ) +伴奏パート付き