こんにちは〜
溶接マスクの溶子先生です
はい、29番です。
タイが出てきました。
うちの生徒の第1の壁です。
タイというのは青い線のことです。
赤がスラーで、青がタイ。
ややこしいですね。
どちらも見た目同じ線ですし。
ではこのタイというものは何かというと
となり同士の音をつなげて1つにするための線
です。
当然1つにするわけですから、同じ高さの音でなければなりたちません。
この曲の場合は全音符(4拍)と四分音符(1拍)が繋がっているので、全部で5拍分の長さになります。
小さい子の場合はこんな理屈を言ったって寝ちゃうだけなので、原始的に教えています。
「そーオーオーオーそー」じゃなくて
「そーオーオーオーオー」になるんだよ、って。
そうすると「ふうん?」と言われるので
「いいからやってみようか」となります。
とりあえず青い線は伸ばしておいて、2拍目の黄色の音をタイミングがずれないように入ってもらいます。
結構横で大げさなジャスチャーをして、「さあ入って!」と念を送りながら弾いてもらっています。うっかりしてると、すぐ2拍目のタイミング逃すので。
この曲の場合はとりあえず最初右手が「ドレミドソ」と弾いた時点で、左手はすでに5拍伸びていることになるので、右手のソを弾いた後に左手のレを弾く、という感じでまず慣れていきます。
ピアノって、理屈ももちろん大事なんですが、いくら頭でわかっていても結局は弾けなきゃいけないわけです。
「頭でわかっていても、弾くのはできない!」というのはざらにある話で、逆を言えば「なんとなく弾いていたけど、実はよくわかってなかった!」ということもよくある話です。
なので、この29番に関しては考えすぎても頭が混乱するだけなので、とりあえず弾いてしまうことをオススメします。
それでもまずは片手づつ、「1・2・3・4」とブツブツいいながら弾けるようにして下さい。
長い音符ってきちんと数えるクセをつけないと、結構いい加減な長さになってしまうのです。