こんにちは〜
溶接マスクの溶子先生です。
前回の記事に絡めて、ヘ音記号の準備に入りたいと思います。
バイエルのちょっと不都合な所といえば、ヘ音記号の導入が少々遅いということなんですね。
おそらくト音記号に十分慣れてからヘ音記号登場ということだと思うのですが、登場シーンが遅いとヘ音記号に対する苦手意識がとても強くなるので早目に対策をしておきたいと思います。
そもそもヘ音記号ってなに?
という方もいるでしょう。
これです↓
「ヘ音記号やだー。ト音記号なら簡単なのに、なんで全部ト音記号じゃないの?」
こんなことを子供達に日々言われております。
では例えば昨日の両手の楽譜。
これは鍵盤の位置でいうと赤丸の部分でしたね。
これをちょっと音を下げてみよう、と青丸の位置で弾くとした場合、楽譜にするとこうなります。このように赤丸の場所から青丸に移動することを専門用語で「1オクターブ下げる」と言います。
どうでしょうか。
線がたくさん合って猛烈に見づらくないですか?
ピアノは鍵盤の数が多いので、低い音域を表そうとすると、このようにひたすら短い線を書き足して下に下に行くしかないんですね。
ではこの猛烈に見づらい楽譜をヘ音記号で表すとどうなるかというとこうなります。
スッキリして見やすいでしょう。
こんな感じでヘ音記号はとても便利であり、またヘ音記号を覚えないとピアノの広い鍵盤は網羅できないのです。
このバイエル教本は下巻に入らないとヘ音記号が出てきません。
ですのでたまにヘ音記号の楽譜に書き直したものを載せますので、ヘ音記号の曲が出てくるまでそれで慣れておいて下さい。
これはバイエル1〜8番までの左手を1オクターブ下げて楽譜にしたものです。
解像度は下げていないので、拡大すれば問題なく見れると思います。
一番いいのは自分で書き写すことです。見やすくなりますし。
子供の頃の国語の時間と同じように、「読む、書く」をやるとさらに定着していきます。
9番以降は自分で考えてやってみて欲しいです。わからなければコメント欄に「答え合わせしたい」と書いて下さればまた載せたいと思います。
<おまけ>