こんにちは〜
溶接マスクの溶子先生です
はい、34番。
32・33番と続き、ユニゾン3曲目です。
高い音符は慣れてきたでしょうか?
大抵の曲は4小節1フレーズなので、赤点線で印つけてみました。
文章でいうと、「、」みたいなものだと思ってください。
そして、さらに8小節を青点線でひとまとめ。
青点線の区切りは「。」だと思ってください。
そうすると、全体を3つに分けることができます。
例えばね、例えばですけど、こんな話にしてみます。
①今日はママと、おさんぽしました。
②お花がきれいに咲いていたから、そっと摘んだらいい匂いがしたよ!
③ママと一緒に、帰ってきました。
あくまでも私の個人的意見でこんな感じのお話にしました。
①曲の印象としては、可愛いし、あまり劇的な感じはしないので、せいぜいおさんぽくらいかな、っと。
スラーでなめらかなので、走ったり飛んだりはしていないな、っと。
②何か変化はあるけど、転んだとか、雨が降ってきたとか、交通事故にあったとか、そういう激しさはないな、っと。でも②の最後は音も上がってるし、ほんの少しのいいことがあったみたいだな、っと。
③ここは①と音は全く同じだけど、最後だから意味がちょっと違うんだよね。①はこれから出かける、③は帰ってくる、という変化がちょっとあるんだよね、っと。だから文章少し変えよ。
と、私の曲から受ける印象と頭の中はこんな感じです。
それが出来上がると、あとはそのお話の内容と違和感がないように自然に聞こえればいいわけです。
私はこのバイエルの動画ではあまり大げさな表現はしていません。
不必要な大げさな表現は元々好みではないのと、曲が不自然にきこえるくらいのクセのある演奏は初学者の方には毒になることもあるからです。
自然に聞こえればいい、とさらっと強調して書きましたが、演奏するにあたりこの「自然な演奏」のなんと難しいことか!
初心者でも上級者にとっても大切な永遠のテーマです。
だからほら!なるべく早いうちから意識しておくのいいんですよ。
曲がやさしい時からやっておくのです。
もうなんならバイエル4番でこのことに触れています。
上から下に水が自然に流れるように・・・というのは私も良く使う表現ですが、赤丸急上昇の人気ユーチューバーのピアニスト森本麻衣先生も仰っているので、ぜひご覧ください。
バイエル4番と森本先生の動画で取り上げられているドビュッシーの「アラベスク」とは距離が測れないほど曲のレベルは違いますが、元の元は同じです。
ドレミファソ〜ソファミレど〜から全ては始まるのです!
【おまけ】それから緑の丸。
ここはレが連続して2回ありますが、3拍目のレと、赤丸の1拍目のレは意味が 違います。
1回目のレは軽く、抜くような感じ。
2回目のレは1拍目なので、少しだけしっかりと。
バイエル34番(♩=88 & ♩=108 ) +伴奏パート付き