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バイエルを独学で弾きたい!

独学でピアノを弾いてみたい!ピアノには興味あるけどわざわざ習いに行けるほど時間もお金もない!習うまではいかなくてもちょこっとピアノかじってみたいな・・なんて方達のためのブログです。基本的な楽譜の読み方、リズムなどをお伝えしていきます!

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バイエル9番(速度表示のおはなし+伴奏パート動画付き)

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こんにちは〜

溶接マスクの溶子先生です。

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はい、では9番。

この曲はリピートも含めると3ページ分くらいあって、ボリュームがあります。

長い曲を弾くことにどんどん慣れましょう!

 

さて、いつもの赤いバイエル教本だとこのように2ページ大きく書かれていますが

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別の教本だとこのように1ページ未満でコンパクトに収まっています。

f:id:pichichi-2525piano:20200706150033j:plain

 

このコンパクトに見える楽譜はこちらの教本です。

 

 

もちろんどちらも中身は同じなんですが、一箇所だけちがうところを見つけました。

それは赤線で囲ってある「Allegretto」(アレグレット)という文字です。

曲の速さというのは実はここで決まります。

 

 

【速度表示のおはなし】

曲の速さというのはこの速度表示で決まるわけなのですが、写真の通り、曲の最初に書かれてあります。

この速度表示はメトロノームに記されています。

こんな感じ。

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主によく使われるものを上から書き出してみます

GRAVE(グラーヴェ)・・重々しく     
LARGO(ラルゴ)・・幅広くゆるやかに
LENT(レント)・・遅く
ADAGIO(アダージオ)・・ゆるやかに
ANDANTE(アンダンテ)・・歩く速さで
MAESTOSO(マエストーソ)・・荘厳に
MODERATO(モデラート)・・中くらいの速差で
ALLEGLETTO(アレグレット)・・少し速く
ANIMATO(アニマート)・・生き生きと
ALLEGRO(アレグロ)・・速く
VIVACE(ヴィヴァーチェ)・・快活に
PRESTO(プレスト)・・すごく速く

 

こんな感じなのですが、明らかに

「それ速さと言わなくない?」

と思うものもありませんか?

「重々しく」とか「荘厳に」とか「生き生きと」みたいな。
なにそれ、みたいな。

この速度表示は単に「おそい・はやい」を表すものではなくて、作曲家が伝えたいニュアンスだと思ったほうが自然です。

 

例えば「歩く速さ」のアンダンテは、子供に「歩くくらいの速さでね」と言った場合、

「私の歩く速さこれくらいだし!」
とか言って、わざと早歩きをアピールしてみたりとかはあるあるです。

数値で表記されていないので。

 

ただ、客観的に聞いてだいたいの人が「ああ、確かに歩くくらいだね」と感じる速さであれば正解ということです。

あいまいですよね。
あいまいなんです。

そんなもんなのです。

あとは学習者のレベルに合わせて速度を設定したりします。

例えばこの9番は「少し速く」と書かれてあります。
私の感覚では♩=108 くらいがベストかなと思っていますが、
まだピアノを始めたばかりの初心者さんには速すぎるので
動画では♩=88で弾いています。

 

なので余裕のある方は♩=108くらいまで上げてみてください!

 


バイエル9番(伴奏パート付き)

 

 

   

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