こんにちはー
溶接マスクの溶子先生です。
今日はいよいよ左手です。
左手って難しそうなイメージありますよね。右利きの人は普段左手を使って細かい作業をすることはあまりないと思うので、すごく高いハードルに感じると思います。
ところが意外とですね、右利きの方の場合、左手の方が手の形が良かったりすることが多いのですよ。
医学的な根拠は何一つ無いのですが(調べてないので)、長年使われてきた右手には今までの生活の中で必要な筋肉が付いていると思われます。左手より。
例えば
花屋さんだったら、いつも右手でハサミ握って硬い花の茎を切るとか、
料理人だったらいつも右手で包丁を持つとか、
やはり利き手の方は腕も含めて酷使されています。
ですので、その方のお仕事に応じた必要な立派な筋肉が付いているのですが、ピアノを弾く上では少々障害になることもあります。
今までやったことのない動きをピアノでするときに、その立派な筋肉が邪魔になるのです。それが悪いと言っているわけではなく、その筋肉をほぐしたり柔らかくしていくことが必要になります。
それとは反対に左手の方は筋肉にクセが付いていないことが多いので、わりあい自然な形で弾くことができています。(あくまでも私の中の統計です)
なので、「左手は動きにくいから・・」と悲観せずに、ゆっくり育てていきましょー!
昔、50代半ばの農家経営の男性がピアノを習いにこられたときのこと。
筋肉隆々のそれはそれは立派な腕と手の持ち主の方でした。要はかなりのマッチョです。絶対この人米一俵持てるよね?という感じです。
その方にですね、ゆっくり静かに「ど れ み ふぁ そ」と弾いてもらったのです。
そうしたら
「先生・・・痛いです・・・」
と言われまして
「Oh。。。」
となったのであります。
で、左手は全然なんともないんですよね。その時に筋肉のことをよく考えるきっかけになりました。それ以来、大人の初心者の方の場合特に注意して見ています。
長くなりました。
では左手頑張りましょう。
左手では真ん中のドに5の指をおきます。
そこからドレミファソの鍵盤の上に5、4、3、2、1と置きます。