こんにちはー
溶子先生です。
バイエル1番いってみます。
こんな楽譜です。
4分音符というのは黒い丸に棒がついた音符の名前です。
全音符というのはただの白い丸の音符の名前です。
「拍」というのは単位みたいなものです。りんごが一個とか、バナナが一本みたいな感じです。
よく「四分音符ってどれくらいの長さですか?」と聞かれることがあるのですが、四分音符自体に1秒とか決まっている訳ではありません。音符の長さは曲によって変わります。ただ、一度決まればその速さは守らねばなりません。
四分音符が一秒だと設定したら、全音符はその4倍の4秒ということになります。
ここは厳守です。
この速さを守るために、ピアノ学習者に限らず楽器をやる人は「メトロノーム」という道具を使います。このメトロノームは速さを一定に「カチカチ」と音を出してくれる道具です。
メトロノームは数字が書いてありますが、この数字は何を意味するのかというと「一分間に打つ回数」です。
60に設定したら一分間に60回打つことになるので、ちょうど一秒の速さになります。楽譜の表示としては♩=60という風に記します。
今回は動画を用意しましたが、♩=80の設定にしているので、1秒よりも若干速めということになります。実際合わせるとこんな風に重りの一番上が目的の数字の場所にくるように合わせます。
音符の名前は大丈夫でしょうか?
これと照らし合わせると、一番の曲が「ドレドレ ドーーー」ということがわかると思います。
それから「リピート」と書いてある部分があります。これは「繰り返し」という意味で、「ドレドレ」を一回弾いてからもう一度最初に戻って「ドレドレ」と弾いてから最後のドーーーにいきます。
あとは音符の上に書いてある数字が「指番号」です。この楽譜は右手で弾きます。
仕組みはなんとなく理解できたでしょうか?
さて、動画では1番だけだとちょっと短すぎるので、5番まで用意してしまいました。
2番と3番は何か違うとお気づきになった方いるでしょうか?よく見ると2番と3番は終わりの音符が全音符ではありません。白丸に点と棒がついています。
これは「付点二分音符」といって3拍なんです。
そしてよく見るとト音記号(一番左のクルクルしたマーク)の横の上下に並んでいる数字の上が「3」になっているのお気づきでしょうか。
この上の数字と、1つの箱に入っている拍の数がイコールになります。
とりあえず聴いてみてください。何度も聴いたり、真似して弾いたりしているうちに感覚がつかめてきます。