実際に弾き始める前の準備としてまず指の番号を覚えます。
ピアノの楽譜には指番号というのがあり、何の指で弾くのかを示す数字が記されています。
両手とも親指から小指に向かって順番に1、2、3、4、5となります。
これは覚えるのは難しくないのですが、実際弾いてみると左手の5の指が1の指と勘違いを起こしてしまうことが多いで気をつけて下さい。
では次に「ド」を覚えましょう。
ピアノの鍵盤って沢山あるので、「ド」も沢山あるんです。
すーぐ忘れちゃうので改めて数えたら8個もありました。
当然最初から8個のドなんて必要ありません。
中央付近の2つのドの場所を把握することから始めます。
で、中央のドの事を「真ん中のド」と呼びます。
真ん中のドの音は、実際に声に出してみると女性なら普通に出せる音域で、男性なら高くて出しずらいなと感じる音の高さになります。
高いドになると、女性でも「ちょっと高めだな」と感じる高さになります。男性でこの高さの声を出せる方はそういないはずです。いないわけではないのですが、カウンターテナーとか、カストラートとかそういう次元の話になってきます。
日本人でいうと、米良美一さんがカウンターテナーとして有名です。他にも日本人ではこんな方も。
カウンターテナー豊田将史 -countertenor recital(masafumi toyoda )
おっと、話が逸れました。
それでですね、鍵盤の場所は5線の上にあるマルの位置で決まります。
このマルを音符と言います。
こんな風に真ん中のドは5線より下の場所にあり、高いドは下から数えて3番目と4番目の線の間になります。
バイエルの最初は右手からなんですが、この「高いド」の位置から始まります。
右側に数字を振りました。
楽譜で使われる線は全部で5本あり、「5線」と呼ばれます。
なぜ下から数字を振ってあるかというと、一応正式には下から数えることになってるからです。
1番目の線を「第一線」
2番目の線を「第二線」と言います。
ちなみに高いドのように3番目と4番目の線の間にある音符は「第三間 (だいさんかん)」と呼びます。
では次の記事でいよいよ実践に入りたいと思います。